
昨年暮れに大掃除をしてからもう一カ月が過ぎようとしております。
本校2年生も美容師国家試験の実技を目の前に技術の総仕上げに入っております。
この実技試験は、衛生上の取扱試験と基礎的技術試験の両方の条件を満たして合格とされおり、特に衛生上の取扱試験は厳しい基準となっております。
その衛生上の取扱試験への対応として、日頃から普段の授業において用具の管理をし、作業する場所を綺麗に保ち、最終的にはどこまで気を遣えるかということを指導しています。
日本では小、中、高校と学校生活の中で清掃をしてきたと思います。本校でも清掃を生徒が行っております。
清掃の意味としましては、自分の使用する場所や物を綺麗にすることから、物を大切にする気持ち、清掃を仲間と協力して行う協調性、自分が使用した場所を他の人が使うときに気持ちよく使えるようにと、人を思う気持ちなどを学ぶことだと思います。
このことは海外でも高く評価されているようです。
以前読んだ本の中で、パナソニックを一代で築き上げた、松下幸之助氏が「誰にでもできることを自ら実践し、いかに段取りよくできるか考えることが、仕事面での成長にもつながる。」また「掃除ひとつできないような人間だったら、何もできない。」という言葉が今でも頭の中に残っています。
だからこそ常に生徒達に掃除をしっかりやりなさいと伝えております。
それを実行している本校の生徒達。衛生上の取扱試験も大丈夫でしょう!